動物も人も同じ命です。家族の一員です。

命を考える

猫という存在は家庭に穏やかな雰囲気をもたらし、心の癒しを与えてくれることで知られています。猫との生活は、驚きの連続ですが家族の一員としてあなたに愛情をくれます。
そして、あなたの日々の生活に新たな輝きを与え、心にほんの少しの幸せを届けてくれる存在になるでしょう。

命の現状


皆さんは道端で猫が横たわっていたらどうしますか?
人が一人では生きていけないのと同様に猫も一匹では生きていけないことがあります。
昨今は動物の殺処分が課題として取り上げられるようになってきました。
今迄ももちろん殺処分は行われており、近年話題になってきているのには
殺処分の数が増えているということです。
つまりそれだけ命が失われているということです。
これは絶対に変えていかなければいけない課題です。
保健所や動物愛護センターに持ち込まれている猫や犬の約3割は飼育放棄になります。
他は野良猫が怪我をしていて保護できずこのようなところに持ち込まれています。
全ての命を助けられるのが一番ではありますが、一匹でも多くの命を救う活動は
今後さらに必要になります。
高齢化が進んでいく中で最後までペットの飼育ができなくなることは目に見えて起きてくる問題でしょう。だからこそ、一人一人がしっかりとした責任意識を持つことが大切なのです。

殺処分をなくすために


①必要以上のブリーディングをしない
必然的に増やさないためにはまず法律を守る必要があります。
令和3年6月1日より動物愛護法が改定されました。
猫については一人あたり上限30頭(うち繁殖猫は25頭)とされています。
繁殖を禁止にしてしまうと絶滅してしまう可能性等もあるため一概に繁殖を禁止にすることはできません。また、繁殖させる際の細かな基準が法律で決められています。
まず、ブリーダーという繁殖者に関してはこのルールをしっかりと守る必要があります。

②飼い猫の避妊・去勢手術をする
猫の繁殖力は非常に高いと言われています。
そのため、多頭飼育している場合には思わず妊娠してしまうということも考えられます。
未然に防ぐためには避妊・去勢手術をして飼育できない頭数にしないということが重要です。

③里親制度を強化する
飼育が困難になった猫や保護猫について次の飼い主を見つける制度を強化すべきということです。
飼育が困難になると飼育放棄が起こります。しかし適切な施設で保護してもらうことで命を救うこともできますし更なる繁殖を減らすこともできます。家族として向かいいれた以上は責任をもって生涯をともにしていただくことが絶対的な条件ではありますが、高齢化社会になっている日本ではそれが難しいのもまた現実です。里親制度を強化することで救える命があり、新しい家族にとっても喜ばしいことではないでしょうか。

里親制度が厳しい理由


里親になりたいけど条件が厳しすぎて迎えることができない
ということを耳にしたことはないでしょうか?
里親と言っても更なる悲劇を生まないために譲渡条件は非常に厳しいものとなっています。
一度助けられた命を次こそは最後まで責任をもって育てていただける方に譲渡したいという願いから
条件は厳しく設定されています。
また、保護されている猫は警戒心が強かったり、疾患を持っていたりと飼育放棄されやすい条件がそろってしまっています。もちろん譲渡前にしつけや緩和ケアなどは行われていますが、子猫から人に大切に育てられている猫とは環境が違います。引き取った後にまた捨てられてしまう、虐待されてしまうなどの悲劇を生まないために必要なことだという理解が必要になります。
注意が必要なのは悪徳な里親、保護活動を行っている団体です。
善意で行っている団体がほとんどですが、中には利益のためだけに譲渡を行っている団体もあります。
保護活動や里親活動については本当に命を救いたいという気持ちで行ってほしいと考えていますが
その気持ちを逆手にとり活動している団体もあります。
こうした団体に引っかかってしまうと本来の猫を救いたいという気持ちやそういった活動の意味がなくなります。譲渡を希望している人は本当にその団体が適切な団体かを判断する必要があります。

保護活動を行っている団体


日本で保護猫活動をしている団体は無数に存在しています。
一概にここが絶対的というところはなく、それぞれが思いをもって活動をしています。
市や区等に愛護センターが設置されているところもあり、保護や譲渡を日常的に行っています。
また、譲渡活動と共に保護猫カフェを開いている団体もあります。
まずはその団体が善良な活動をしているかを判断しましょう。

猫がいる生活


動物は家族の一員と考えて飼っている人が多いのではないでしょうか?
しかし、生き物を飼うということは並大抵のことではありません。
また、飼育された動物は飼い主がいないと生きていくことはできません。
餌、トイレ、運動等これらは飼い主の手助けがあってできていることになります。
人が一人では生きていけないのと同じように猫も人の力がないと生きていくことはできません。
命という大きな存在に思いやりをもって生涯を共にする覚悟をもって迎え入れてほしいと思います。

私は猫がいて人生が救われました。
どうしようもないくらい辛い日々があり、そんな時もう人生終わってもいいかなと思いました。
そんな時に助けてれたのは猫でした。
元々猫は大好きで、実家でも飼っていました。
しかし、一人暮らしを始めてから飼うことができず・・・。
そして、このタイミングで猫を飼うことにしました。
そこから、少しずつではありますが、この子のために生きていたいと思うようになりました。
そんな簡単な気持ちの切り替えではありませんが、この子がいるから、この子は私がいないと生きていくことができないと思うようになり、この子のためにもう少し頑張ってみようと思えたのです。
もちろん、猫がいることで家の物が壊れたり、突然の猫の病気で不安になったりと心配事はたくさんあります。でも、それ以上に猫がくれる癒しや愛情はとても大きなものだと知りました。
これは人でも同じです。
自分の子どもや守りたい家族がいてくれるだけで頑張れていませんか?
自分のためだけに頑張ることは限界があると思っています。
でも、誰かのために頑張ろうという気持ちは活力がわいてきて生きる元気をくれるような気がします。
もし、今辛いと感じている人も何か自分がこの人、この子のためになら頑張れるという生きる活力を見つけてほしいと思います。そんな人と動物の繋がりが増えていくことを願っています。

辛いと感じている人へ


このブログでは辛いと感じている人や動物の命が救われることを願って情報を発信しています。
世の中の多くの人は見て見ぬふりをします。
なぜなら自分に関係がないからです。
もし、自分が怪我をしていれば必死に助けを呼ぶでしょう。
しかし、他人が傷ついていても関係ないと考えてしまう人が多いのがこの世の中です。
だからこそ誹謗中傷が増え、自殺者が増加しているのです。
そんな世界でいいのでしょうか・・・。
誰かが手を差し伸べることで助かる命があります。人も同じです。
心に大きな傷を負い、目には見えない辛さと戦っている人は多くいます。
猫も人も同じです。
あなたは一人ではありません。必ず助けてくれる人がいます。
そして、あなたと同じく助けを求めている人や動物がいます。
お互いが助けあえる、そんな活動を始めてみませんか?

まとめ


命あるものの大切さを理解していただけたでしょうか?
まずは現状を知ることが大切だと思います。
虐待や殺処分が行われているという現実を受け止め、そのうえでできることに取り組んでいただきたいと思います。全ての命を救うことは難しいかもしれません。
しかし、あなた一人の一つの行動が大きな命を一つ救うことになるかもしれません。
命というものがどれだけ尊いものか改めて考えていただくきっかけになると嬉しいです。
お互いが支えあえるようなそんな世界を作れたらいいなと思っています。

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