たたまれた耳が魅力のスコティッシュフォールド

猫学

スコティッシュフォールドは、たたまれた耳が魅力的な猫種です。
そのかわいらしい外見とユニークな性格から、猫ランキングで1位を取得しています。
今回はスコティッシュフォールドの魅力をたっぷりとお伝えしていきたいと思います!

スコティッシュフォールドの歴史


スコティッシュフォールドは1961年にスコットランドで発見された猫種です。
【スージー】と名前が付けられたその猫は耳がたたまれており、他の猫種にはない特徴だったそうです。
それから研究が行われ品種改良の末に現在のスコティッシュフォールドが誕生したというわけです。
1950年にはアメリカに紹介され爆発的な人気がありました。

スコティッシュフォールドの特徴


①体格
大きさは他の猫と比べると大きい猫種になります。
約35㎝~40㎝とされており、体重は3㎏~6㎏が標準とされています。

②毛色
人気な模様はしま模様のタビーといわれる毛色になります。
中でもレッド系の色は一番人気の定番カラーとされています。
他にはまだら模様等、様々な色があるのが特徴です。

③耳
垂れた耳が特徴的と言われていますが、約7割は立ち耳です。
しかし、この垂れた耳は他の猫種にはない大きな特徴と言えるでしょう。

スコティッシュフォールドの性格


①穏やかでおとなしい
スコティッシュフォールドは一般的に穏やかでおとなしい性格を持っています。好奇心が旺盛ながらも、落ち着いて行動することが多いです。

②声が小さい
スコティッシュフォールドは声が小さく、騒がしくないのが特徴的と言われています。
もちろん個体差はあります。

③適応能力が高い
新しい環境や人にも比較的すぐに慣れます。旅行や引っ越しにも適応しやすく、ストレスを感じにくい猫種です。

④遊び好き
スコティッシュフォールドは遊ぶのが大好きです。
好奇心が高いため静かにかつ活発に遊びまわります。

かかりやすい病気


①軟骨異常性関節炎
スコティッシュフォールドの耳や体の折れ曲がった特徴は、遺伝子の変異による軟骨の異常から生じます。この軟骨の変異は、関節や骨の発育にも影響を与え、軟骨異常性関節炎を引き起こすことがあります。関節の炎症や痛みを引き起こし、歩行や運動に支障をきたすことがあります。

②外耳炎
たたまれている耳は通気性が悪くなってしまうため、湿度や細菌の増殖によりこのような病気のリスクが高くなる傾向にあります。

③眼瞼内反症
眼瞼内反症は、まぶたの摩擦により角膜に損傷を引き起こし、視力を損なう可能性があるため、早期の治療が重要です。

飼育のポイント


①適度な運動
コミュニケーションをとるのが好きなので1日最低でも15分は遊んであげましょう。
猫は基本的に高いところに上り遊びますが、スコティッシュフォールドは人とのふれあいが好きな猫種です。ぜひ、触れ合いながら遊んであげてください。

②定期的なトリミング
スコティッシュフォールドは定期的なブラッシングが必要です。

③耳のケアが大事
かかりやすい病気で記載しましたが、垂れた耳は通気性が損なわれ他の猫種と比べても
汚れが溜まりやすくなります。そのため定期的にケアをしてあげることが大切になります。

平均寿命


スコティッシュフォールドの平均寿命は10年から13年と言われています。
一般的な猫種に比べると寿命は短くなっています。
原因としては元々身体が弱い傾向にあること、病気にかかりやすいことがあげられます。

まとめ


スコティッシュフォールドは、愛情にあふれている猫種です。
見た目も愛らしく、人気1位の猫種として堂々たる存在感があります。
飼い主とのコミュニケーションを大事にしている猫なので、飼い主も寂しさなく過ごすことができるでしょう。
しかし、他の猫種と比べて身体が弱い部分があります。
毎日のケアが非常に重要になってきます。
個体差はありますが、その猫にあった適切な処置をしてあげてください。
スコティッシュフォールドの魅力は伝わったでしょうか?
是非、触れあってみて下さい!

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