短い脚が特徴と言われているマンチカン

猫学

マンチカンは、短い脚と大きな目が特徴的と言われ、その姿から多くの人の人気を集めています。
まだまだマンチカンについては確立されていないことが多く、TICA以外から公認はされていないとされています。今回はそんなマンチカンの魅力をたっぷりとお伝えしていきたいと思います!

マンチカンの歴史


マンチカンはアメリカ合衆国のルイジアナ州で初めて発見されました。
1980年代初頭、農場で繁殖されていた猫の中に、短く太い足を持つ子猫が生まれたことが最初の報告です。
1983年にシエラさんによってマンチカンという正式な名前が付けられたとされています。
マンチカンは多くの品種との交配が行われており、毛色や特徴は様々あるとしています。
また、短い脚は遺伝子的な変異で起きたもので、
実際にマンチカンと言われている中でも脚が短い猫は3割程度と言われています。

マンチカンの特徴


①体格
大きさは約16㎝~20㎝とされており、体重は3.0㎏~4.0㎏が標準とされています。

②毛色
どの猫種よりも多い毛色を持っているとされており、カラー、パターンは様々あります。

③短い脚
約3割程度のマンチカンが短い脚と言われている説や短い脚のみがマンチカンとされている説など様々あります。
他の猫種では短い脚をもつ特徴がないためマンチカンは足が短いとされています。
もちろん長い脚でも血統がマンチカンであればマンチカンになります。

マンチカンの性格

①活発で遊ぶのが大好き
マンチカンは色々なことに興味津々な性格があります。
ちょっとでも物音がすると気になったり、すぐに飽きてしまったりと好奇心旺盛です。
家や周囲の探索は欠かせません。

②甘えん坊
猫はツンデレとよく言われますが、マンチカンは飼い主にくっついて行動を共にしようとします。
どこに行くにも後ろを追いかけたり、寝るときには一緒に寝てくれるような性格です。

③臆病な一面がある
好奇心旺盛ですが、臆病な一面もあります。
大声で呼んだり、大きな音を響かせると恐怖心を抱くことがありますので気を付けてあげてください。

かかりやすい病気


①椎間板ヘルニア
マンチカンは足が短いため他の猫種よりも椎間板ヘルニアのリスクが高いと言われています。
一部のマンチカンは遺伝的に脊椎の形態異常を持っている場合があり、
これも椎間板ヘルニアの発症リスクを高める要因となります。

②猫伝染性腹膜炎
猫伝染性腹膜炎(FIP)は、ウイルス性の病気であり、猫の免疫系を攻撃し、致死的な結果に至ることがある重篤な疾患です。FIPはフェリンコロナウイルス(Feline Coronavirus、FCoV)に感染した猫から発症する可能性がありますが、すべてのFCoV感染猫がFIPに発展するわけではありません。
実際、ほとんどの感染猫は何の症状も示さずに感染を経過します。

飼育のポイント


①適切な栄養
これはどの猫種でも言えます。
その子にとって適切な栄養を与えましょう。

②ブラッシング
マンチカンは様々な毛質を持っています。
そのため長毛な場合は定期的なブラッシングが必要です。

平均寿命


マンチカンの平均寿命は一般的な猫の平均寿命と同じと言われています。
通常は12歳から15歳の間で寿命を全うすることがあります。
しかし、個々の猫によって寿命は異なります。
健康状態や遺伝的な要因、生活環境、飼育条件などが寿命に影響を与える可能性があります。

まとめ


マンチカンを知らない方もまだまだ多いと思います。
今回はマンチカンの魅力についてお伝えしてきました。
マンチカンは魅力的な容姿はもちろん、性格も良く、飼育するにはピッタリと言える猫種です。
多くの品種と交配をしてきた背景から色なども豊富で他の猫種では見られない珍しい色と出会えることもあるかもしれません。ぜひペットに検討してみて下さい。
また、記事の内容は絶対的なものではなく、個々の生態によって変わりますので参考程度にご覧ください。

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