エレガントで知的な魅力のロシアンブルー

猫学

ロシアンブルーは、その美しい灰色の被毛と鋭い緑の目で知られる、優雅で洗練された猫種です。
彼らの独特の外見と特徴的な性格は、猫愛好家の間で非常に人気があります。
今回はロシアンブルーの魅力をたっぷりとお伝えしていきたいと思います!

ロシアンブルーの歴史


ロシアンブルーの起源は様々あるとされています。
最も一般的とされているのはロシアのアルハンゲリスク島で捕獲された野生の青い猫から派生したものと考えられています。つまりロシアンブルーは自然発生種の品種ということになります。
ロシアンブルーとなるまでには多くの議論があり、同じような品種のブリティッシュショートヘアーがその議論の一つだったそうです。どちらも同じブルー品種で目の色が違うという点が異なり、どちらをブルー品種クラスで一番なのかを競っていたというお話もあります。
ロシアンブルーが近代的な品種として認められるようになったのは19世紀後半です。
ヨーロッパの猫愛好家の中で注目されるようになり、1889年に猫愛好家の中でロシアンブルーとして登録されました。第二次世界大戦までにアメリカに輸入されるようになり更なる人気を高めていましたが、第二次世界大戦の影響からロシアンブルーは急激に減少したというお話もあります。
現代では世界中で愛される品種となりました。
青い奇麗な瞳と美しい毛質はロシアンブルーの大きな特徴と言っても過言ではありませんね。

ロシアンブルーの特徴


①体格
大きさは約30㎝~40㎝とされており、体重は2.5㎏~5.5㎏が標準とされています。
身体が長くすらっとした細見の体形が印象的です。

②毛色
基本的にはブルーのみとなりますが、たまに毛先に色のついたロシアンブルーも見られます。

③目
ロシアンブルーはグリーンの目が一般的です。
他の猫種とは違う色なので、目の色が気に入り飼育を検討する人も多くいます。

ロシアンブルーの性格


犬のような性格とも言われている猫で飼い主には愛情深い猫と言われています。
高い知能を持ち合わせているため、飼い主の帰宅時や感情を読みとり寄り添ってくれます。
一方で飼い主以外には警戒心が強く臆病な一面も垣間見えます。
慣れるまでに時間が必要ですが、一度仲間と認めてもらえればあなたにだけ甘えた一面を見せてくれます。
私もロシアンブルーを飼育していますが、慣れたときにはどこに行くのもついてきてくれます!
トイレの中にもついてくるくらい甘えてくれますよ・・・笑
知能が高いという一面では、ドアを開けたり、飼い主の行動を真似するようにもなります。
その点飼育時には注意すなければいけないことも増えてきますので気を付けてください。

①ほとんど鳴くことがない
他の猫種と比べてあまり鳴かないことでも有名です。
ボイスレスキャットと言われるほどこれは知られている話ではないでしょうか。
もちろん個体差があり、私の飼育しているロシアンブルー君は良く鳴きます笑

②控えめな愛情表現
飼い主に対して愛情深い猫種ではありますが、抱っこなどを好まない場合が多いです。
しかし、猫自身が甘えたいときには思いっきり甘えてくれる傾向があります。

③活発に遊ぶ
知能が高いため遊ぶことがとても大好きです。
おもちゃ等を使って遊び、体を動かしながら頭を使うことを好みます。

かかりやすい病気


①尿路結石
猫に多い病気として知られていますが、中でもロシアンブルーは比較的かかりやすいと言われています。尿路結石は尿路のどこかで結石が形成されることによって引き起こされます。水分摂取が不足することが原因の一つです。
②肥満
運動量が不足し、食事が適切でない場合に肥満になることがあります。
肥満は関節疾患や糖尿病などの他の健康問題を引き起こす可能性があります。
③糖尿病
インスリンと呼ばれるホルモンが体内で効果的に働かなくなることによって引き起こされます。
悪化すると人と同じようにインスリン注射が必要になり、治療費も高額になるケースがあります。

飼育のポイント


①適切な栄養
どの猫もそうですが、ロシアンブルーは特に肥満になりやすい猫です。
そのため栄養のバランスを考えた食事をさせてあげることが大切になります。
②定期的なトリミング
ロシアンブルーは毛が抜けにくいため定期的なブラッシングが必要です。
③ストレスを発散させてあげる
ロシアンブルーはストレスをためやすい猫と言われています。
そのため適度な運動ができるように環境を整えてあげることが大切になります。

平均寿命


ロシアンブルーの平均寿命は10年から13年と言われています。
一般的な猫種に比べると寿命は短くなっています。
原因としては神経質な性格からストレスをためてしまうことがあげられています。

まとめ


ロシアンブルーについて知ることができましたでしょうか。
ロシアンブルーは高貴な雰囲気があり、飼い主には甘えん坊な性格をしています。
自分にとって特別な存在になってくれること間違いなしな猫種です。
しかし、神経質な一面からストレスをため込みやすいとされていますので
ストレスをためないような環境や食事を提供してあげることが大切になります。
愛情と適切なケアを提供することで、ロシアンブルーとの健康的で幸せな生活を楽しむことができると思います。ぜひ参考にしてみて下さい。

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